東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻・生命環境科学系/広域システム科学系
佐藤直樹研究室
バイオインフォマティクスと進化
当研究室では,生物情報の解析,ゲノム配列へのアノテーション,相同クラスタ解析,進化系統解析などを行っています。
多数のシアノバクテリアのゲノム配列が決められていますが,それらを
相互に比較
したり,植物・藻類のゲノム内容と
比較する
ことにより,シアノバクテリアから細胞内共生によって,藻類・植物の葉緑体(論文
2003
,
2001
)に持ち込まれた
遺伝子
をすべて発見することができます。
このゲノム比較のために開発したのが,
Gclustソフトウェア
で,Gclustと
CyanoClust
の二つのサーバーで,データを公開しています。ゲノム相互間の
シンテニー解析
の新たな方法を開発しました。
ゲノム情報解析のツールとして,
SISEQ
を開発し,配列情報の変換などに使っています。マルチアラインメントの連結・切断・反転などもできます。
N末端の不揃い
を解析し,補正する方法を開発しました。これも
SISEQ
に入っています。
上の文中のリンクは,論文へのリンクですが,以下はソフトウェアへのリンクです。
SISEQ: ゲノム情報,アラインメントなどの処理ソフトウェア
GenoMap: 発現データなどを環状ゲノムにマッピングするソフトウェア
Gclust: 自分でクラスタリングする方は,このページからダウンロードして下さい。
進化に関する研究論文
核様体の不連続進化(Trends in Plant Science 2001)
核様体の分子構築と進化(International Review of Cytology 2003)
ミトコンドリアゲノム配列に基づく陸上植物進化(Mol Biol Evol 2007)
PsbPの進化解析(Mol Phylogenet. Evol. 2010)
葉緑体の進化(The Structure and Function of Plastids Chapter 4, 2006)
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