フラ語とるかしこさ
東京大学の理科に入学したら第2外国語はフランス語だね
東大を受験してめでたく合格すると第2外国語の選択をすることになります。以前は理科生ならドイツ語が大多数と相場が決まっていました。しかし,いまや科
学関係の論文はすべて英語になり,自分の研究を発表するのもすべて英語になっています。但し,ある先生が言っていましたが,この英語はまともな英語ではな
くbroken Englishということになります。どれだけ努力したところで,native
speakerのような英語を書いたり話したりするのは無理な話で,研究関係であれば,やった実験の内容と解釈が理解できる程度で我慢することになりま
す。ちなみに受験で英語をたくさん勉強して,英語は得意と思っている学生諸君もあるかもしれませんが,受験英語は英語とは到底いえない代物です。本当に英
語を身につけるのなら,すべて白紙と思って新たな気持ちで勉強しましょう。
さて,英語の次には何を勉強するか。大学では必ずもう一つ(以上)の外国語を勉強します。そもそも高校でも英語という科目はなくて,外国語なのです。つま
りフランス語でもドイツ語でも中国語でもよいわけです。
ところでフランス語は発音が難しいという人がいます。たしかにRの発音を修得するのには多少時間がかかるかも知れませんが、それは英語でもなんでも同じです。Rだけは各国毎にちがうからです。でも、
フランス語の発音は、日本人にとってはやさしい
と言うべきです。ほとんどの言葉が母音で終わり、文字と発音の対応も明確で、英語よりもずっと規則的です。詳しくは、「その3」を見て下さい。
次のページへ
佐藤研究室のホームページへ
Copyright Naoki Sato 2008
Last update: Feb. 20, 2009